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【企業価値を高める=離職率を下げる?】MVVによる企業ブランディングの方法を解説します!

「なぜ、あの会社は辞める人が少ないのか?」
「なぜ、あの会社には人が集まるのか?」

業績もさほど変わらないのに、なぜか"雰囲気がいい" "働きがいがある"と感じられる会社。

一方で自社に目を向けてみると、
「社員のモチベーションが低く、職場に活気がない...。」
「新人が定着せず、毎年のように人が辞めてしまう...。」
こうした悩みを抱える企業様も少なくありません。給与や福利厚生を見直しても、なかなか根本解決に至らない。その原因は、一体どこにあるのでしょうか?

本コラムでは、“離職率を下げて企業価値を高める” 企業ブランディングの方法を解説していきます!

このコラムを読んでみて分からない点や不安が残る…。とお悩みのご担当者様は、ぜひ一度私たちにご相談下さい。ヒアリングから代行、伴走まで一括でマーケティングのプロがご対応いたします。

日本エージェンシーにお任せください

日本エージェンシーでは、企業ブランディングはもちろん、WEB広告からテレビ・新聞・雑誌・ラジオ等への広告出稿、CMやWEBサイトの制作、イベント開催のお手伝いに至るまで、様々なご依頼に一括でお応えします。集客・売上アップ・販路拡大を叶えるデジタル施策のお悩みを相談してみませんか?
また、相談する前に費用感を知りたい...。という企業様のご要望にお応えして無料のお見積作成も承っております。お気軽にお申込み下さい。

【目次】

  1. 企業価値を高めるヒントは「MVV」
    1. Mission(ミッション)|企業の存在意義
    2. Vision(ビジョン)|目指す未来・理想の姿
    3. Value(バリュー)|社員が大切にすべき価値
  2. MVVによる企業ブランディングの効果
  3. MVVを言語化するために
  4. MVVを策定しても、機能しないことが多い
  5. 最後に

企業価値を高めるヒントは「MVV」

いま、多くの企業様が注目しているのがMVVです。
MVVとは、「ミッション(存在意義)」「ビジョン(目指す未来)」「バリュー(大切にすべき価値)」の3つを表す言葉になります。これらを丁寧につくり上げていくことで、離職率の低下に繋がります。
まずは、それぞれの意味について分かりやすく解説していきます。

Mission(ミッション)|企業の存在意義

ミッションとは、「この会社はなぜ存在しているのか?」という問いに対する答えです。つまり、社会やお客様に対して、どんな価値を届けたいのか、どんな課題を解決したいのか、その“存在意義”を言葉にしたものがミッションとなります。

ミッションが明確であることにより、社員は「自分の仕事は何のためにあるのか」が分かり、日々の業務にも自然と目的意識が生まれます。また、ステークホルダーに対しても、その企業がどんな考え方や姿勢で社会と関わっているのかを知る大切な手がかりとなります。

※ステークホルダー:顧客や取引先、投資家、地域社会など、企業と関わるすべての人

Vision(ビジョン)|目指す未来・理想の姿

ビジョンとは、企業が将来「どうなりたいか」「どんな未来を実現したいか」といった理想の姿を描いたものです。
ミッションが“現在の存在意義”を示すのに対し、ビジョンは“未来に向けた目標”を示します。

ビジョンを定めることで、企業は中長期的な進むべき方向を明確にでき、社員やビジネスパートナーも「同じゴールを目指している」という意識を持てるようになります。
さらに、組織全体でビジョンが共有されていると、意思決定のスピードや判断の一貫性も高まりやすくなります。

Value(バリュー)|社員が大切にすべき価値

バリューとは、企業がビジョンを実現するために、ステークホルダーに対して「こんな価値を提供します」と約束するものです。その価値は、サービスや製品の機能的な魅力だけでなく、「安心感」や「共感」といった感情的な面も含まれます。

また、競合他社との違いを明確にする、その企業ならではの強みや特徴も表します。

MVVによる企業ブランディングの効果

MVVについてご理解いただいたところで、それらを定義してどのような効果が期待できるのか具体的に解説していきます。

そもそもMVVは、単なる理念の掲示にとどまらず、組織の内外に大きな影響をもたらす存在です。社内においては、社員一人ひとりの判断基準や行動方針を揃えることで、一体感や主体性を育む土台となります。トップダウンでもボトムアップでもない、「理念によるマネジメント」を実現するための基盤とも言えます。

一方で社外に対しては、MVVが企業の“顔”となり、顧客や取引先、地域社会との信頼関係を築くための重要な要素となります。

こうしてMVVが社内外にしっかりと浸透させることで、次のような効果が期待できます。

  • 企業の信頼感が高まる
  • 取引先から選ばれやすくなる
  • 成長のスピードが加速する
  • 採用において人材を確保しやすくなる/離職率が低下する
  • 組織内で活躍する人材が増える

事実、MVVがあることによって、会社は大きく成長することができるという報告があります。

MVVを言語化するために

一般的に、MVVを言葉にして共有することは、企業やブランドが「どこを目指すのか」という方向性を明確にする上でとても重要です。
最近では「MVV」だけでなく、「パーパス(存在意義)」などさまざまな概念も登場していますが、どれも共通して“企業の軸”を定めることを目的としています。

ブランディングの基本的な考え方でも、まずはこのように企業の価値観や目指す姿を丁寧に言語化していくプロセスが重視されます。

MVVを策定しても、機能しないことが多い

「ブランディング会社へ依頼したのに、うまくいかなかった…」
「毎朝、MVVを唱和しているけれど、形だけで社員には響いていない…」

時間やお金をかけてMVVを策定し、社内への浸透を図っているのに、なぜか機能しない。
こうしたご相談をよくいただきます。

その原因は、実はブランディングの教科書には書かれていない 本当に大切なツボ が見落とされているからです。

ブランディングで何より重要なのは、関わる人たちを動かす“推進力”を生み出すこと。そしてその原動力となるのが、「関わるメンバーの熱量と本気度」です。

ブランドの核となる人材を育て、そこから共感が広がり、熱量が伝播していくことで、やがて活動は自走化していきます。単に言葉を掲げるだけではなく、「人」を通じてブランドを育てていく視点が欠かせません。

では、その“推進力”をどうやって生み出せばよいのでしょうか?

まず大切なのは、「共感できる語り手をつくる」ことです。
MVVを伝える役割を持つのは、経営陣だけとは限りません。社員自身の言葉で、理念の意味や自分の仕事とのつながりを語れる人がいると、まわりへの波及力が生まれます。たとえば、理念策定時に各部署から“語り部”となる社員を選出し、MVVについて語り合うワークショップを実施、理念を“自分ごと”として語れる社員を社内に点在させることで、組織全体の空気が変わるかもしれません。

ここで注目したいのが、「自然性社員」と「可燃性社員」の関係性です。
自然性社員とは、自社で働くことに前向きで、組織内の交流や一体感を求めている社員のこと。役割を与えると、自ら考えて行動する力を持っています。
一方、可燃性社員は、現時点では積極的ではないものの、共感できるきっかけさえあればスイッチが入り、自ら動き出す可能性を秘めた存在です。

MVVの浸透では、この自然性社員の熱量とチャレンジを起点に、可燃性社員へと共感と行動が広がっていくことがカギとなります。たとえば、社内で理念に基づいた新しい取り組みを自然性社員が始めたとき、それが「面白そう」「自分もやってみたい」と感じられるような仕掛けがあると、可燃性社員が一気に動き出します。こうして推進力は、“一部の意識の高い人”の中だけに留まらず、波のように組織全体へ広がっていくのです。

また、「施策が社内外に知れ渡る」工夫も欠かせません。
理念に基づくアクションが社内で称賛されたり、社外へ発信されたりすることで、「あの取り組み、すごく良かったね」と自然に話題になり、共感と誇りが育っていきます。

さらに、MVVを「意思決定の軸」として活用することも効果的です。
採用時、プロジェクトの立ち上げ時、日々の判断の中で、「それはMVVに沿っているか?」という問いを重ねることで、理念が実際の行動と結びつきます。単なる“掲げる言葉”ではなく、“使われる言葉”として根付かせていくのです。

もちろん、全員がすぐに動くわけではありません。不燃性社員と呼ばれるような、今はなかなか火がつかない層もいます。しかし、自然性社員の熱意が可燃性社員を巻き込み、推進力が可視化されていくことで、少しずつ全体の温度が上がっていきます。MVVを“推進力”へと変えていくには、このような時間のかかる丁寧な火付けと、燃え広がる仕組みづくりが欠かせないのです。

MVVの浸透とは、単に理念を周知する活動ではありません。
一人ひとりの「納得」と「共感」を育て、その熱が自然と周囲に伝わっていくことで離職率が下がり、ブランドの本当の強さとなります。

最後に

今回は、離職率を下げて企業価値を高める企業ブランディングの方法を解説させていただきました。

私たち日本エージェンシーは、提案型のブランディングではなく、共創型のブランディングを行います。クライアント企業の社員の皆様とともに作り上げていくことで、自然性社員を育成し共感を拡大するブランディングを実現します。

まずは、お話だけでも結構です。一度相談してみませんか?

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